
正確に言うと「抜ける」のではなく、「切れる」のです。
ラビットの毛は、一部分が細くなっています。また、毛の表面の摩擦力が大きいので、折れたり切れたりしやすいのです。
そのため、刺し毛を抜いたり、毛の先を刈りとる加工を施して、ラビットの欠点を解消する方法がとられています。こうした抜き毛や刈り毛加工されたものは、ビロード状の薄い軽い素材に仕上がります。
ラビットは、染色が容易で値段も手ごろなので、いろいろな製品が出回っています。きっとご自分に似合うジャケットが見つかるはずです。
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“浮き毛”処理の作業が不十分なため、毛抜けが起きているように感じられるのでしょう。
毛皮は何枚もの皮を集めて、さらにその皮を裁断して縫い合わせて作られています。
皮を裁断すると、切った箇所の毛の毛根も切ることになります。製品になった時、この毛根を切られた毛が多少残ることがあります。
その残った毛を“浮き毛”と言います。購入店に“浮き毛”の除去をお願いしましょう。なお、この場合、素材の品質に問題があるわけではないので、不良品ではありません。
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起こります。
毛皮につく虫には、イガ、コイガ、ヒメマルカツオブシムシ、ヒメカツオブシムシなどがいます。
刺し毛と綿毛も一緒にゴゾッとした感じで毛が抜け、周りに白い粒々状のものが見られるときは、保管ミスによる虫食いと思われます。
虫食いを発見したら、出来るだけ早く購入店かクリーニング店に相談しましょう。
毛皮は部分的な虫食いなら修復ができますが、製品全体に損傷が及んでいる場合など修復できないこともありますので、早めの処理が肝心です。
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毛皮も衣料品のひとつです。
どんな高級な服やセーターでも何十年も経てば、いろいろな変化が起こります。
ある程度の月日が経てば、いくら一回も着ていなくても、皮は硬くなりますし(硬化と言います)、毛が抜けやすくなる、さらに色は変・褪色してくるなど、さまざまな自然劣化の現象が起きてくるものです。
毛皮はあくまでも消耗品であって、買ったときの財産価値や状態が永遠に続くものではありません。
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考えられる原因には、次のようなことが上げられます。
- 日光や蛍光灯などの光線による自然劣化
毛のたんぱく質は、強い紫外線を受けると化学変化を起こし黄色の物質を生成(一般に言う“黄ばみ”)します。
これが、ホワイトミンクやブルーフォックスなどの白系の毛皮が黄変する原因です。
ダークミンクやシルバーフォックスが強い紫外線を受けると、赤褐色になるのに対して、パルテルミンクは白っぽく褪色します。
これはメラニン色素の安定度が異なるために、このような差が出てきます。
また、染色された毛皮の場合、色の3原色(赤、青、黄)の染料を組み合わせて染色することが多いため、日光や蛍光灯の含まれる紫外線によって染料の一要素(主に赤)のみが破壊され、茶色がグリーンに、グレーがピンクになるなどの変色を起こします。
- 染料などの変化
染色に使用した染料は、わずかずつですが常に周囲からの科学的な影響を受けています。染色した毛皮は、色落ちを防ぐためにさまざまな方法がとられているので通常は色落ちなどの損傷はありません。
しかし、染色条件、染料、染色後の洗浄などの条件が不適切な場合は、時として色が落ちる場合があります。また、毛皮製品は、何枚もの皮を組み合わせて製品化するため、それぞれの皮の個体差により不揃いの変・褪色が起きる場合もあります。
毛皮もある程度の時が経てば、ウールやシルクと同様に自然劣化の現象として変・褪色が起こるのはやむを得ないことです。
- 汚れ(チリ・ホコリ・汗)等の付着
大気中の汚れや食べ物のなどの他、着用の際の汗腺や脂肪腺などからの分泌物
(特に脂肪)による汚れは、変・褪色の原因になります。
また、毛皮に直接香水やヘァスプレー等を振りかけると変色やシミのもとになります。
なお、毛皮に直接触れる部位(あご、首、手等)につけた化粧品が原因と思われる変・褪色の例もあるので、注意が必要です。
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考えられる原因には、次のようなことが上げられます。
- 風土の違いによる鞣しの違い
海外、特にヨーロッパなどの乾燥地で購入した毛皮を日本に持ち帰ると、臭いがきつくなるケースがあります。
鞣しは、その土地その土地でそれぞれの気候風土の中で長年培われてきたものです。
そのため海外で鞣されたものをそのまま日本のように湿潤乾燥の変化の激しい土地に持ち込んだ場合、毛皮本来の耐久性を発揮しない場合があります。
その結果、皮の硬化、破れ、臭いなどの問題が生じます。
- 鞣し不良
毛皮は天然の産物のため、それぞれ異なったにおいを持っています。
通常は鞣しの段階で、ある程度は動物臭が取り除かれますが、無臭ということはありませんが、ひどく臭いという場合は、鞣し不良が考えられます。
鞣し不良とは、もともとの動物臭が除去されていないとか、皮を柔らかくするために加えられた脂が不良だったなどの場合です。こうした素材そのものに欠陥がある場合は、はじめから臭いますので、徐々にひどくなるということはありません。
- 保管ミスによるカビの発生
買ったときは問題がなかったのに、ある日突然異臭を感じる場合は、カビによるものと思われます。
高温、湿潤下に置いておいたため、カビが発生して臭いの原因となっている場合です。
このように一度毛皮についた臭いを取り除くのは、難しいとされています。海外で購入する際のリスクや保管ミスには十分気をつけて毛皮を楽しんでください。
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毛皮はデザインが古くなったり、サイズが合わなくなった時に、リフォームをしてよみがえらせることができます。衿や袖の形を変えたりする以外にも、コート類をマフラー、バッグやコサージュ等の全く別のアイテムに作り変えてもいいでしょう。
タンスにしまい込んでいないで、いろいろな活用法を研究してみて下さい。
ただ、革の状態によっては、リフォームに耐えられない場合があります。
購入した毛皮店か、JFA加盟店にご相談するのもよいでしょう。
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ミンクは世界各国で養殖されており、その主な生産地では、生産者団体が組織され、それぞれ独自のブランドをつけて他との差別化を図っています。
しかし、このブランドはあくまで生皮の状態での品質を表すものです。
毛皮の品質は、その後のなめしや縫製加工によっても大きく変わってくるので、この生産者団体のブランドだけを盲目的に信じるのはとても危険です。
特にラベルの付け替えやニセモノなど、有名なブランドは悪用されるので、注意が必要です。
世界の主な毛皮生産者団体は次の通りです。
- [アメリカンウルトラ]
ニューヨークの伝統ある毛皮競売会社で独占販売される、最高品質のアメリカ産養殖ミンク原皮の登録商標で、星のマークで有名です。
アメリカンウルトラのトップクォリティは5つ星であらわされ、次に4つ星、3つ星と続き、その品質は厳密に等級分けされ、信頼のブランドです。
- [アメリカン・レジェンド]
最高品質のダークミンクであるブラックグラマを産出する団体です。
アメリカン・レジェンドのミンクは、シアトル・ファー・エクスチェンジでのみ販売されています。
- [カナダマジェスティック]
カエデのマークで有名です。
カナダで生産されている高級養殖ミンクの8割を、カナダマジェスティックの名前で、トロントにある毛皮会社を通じて競売しています。
- [サガ・ファー]
フィンランドが設立したミンクとフォックスの毛皮養殖団体です。厳格な品質検査に合格したものだけに、「サガ・ミンク」「サガ・フォックス」のブランドネームが与えられ、さらにその中から選びぬかれた最高品質の原皮に「サガ・ロイヤル」の称号が与えられます。
- [コペンハーゲンファー]
2004年12月に、デンマークが設立したミンクの毛皮養殖団体です。
品質を示すラベルは4種類で、上質なものから順に、KOPENHAGEN PURPLE、KOPENHAGEN PLATINUM、KOPENHAGEN BURGANDY、KOPENHAGEN IVORYとなります。
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クリーニングに出して、もとの状態でなくなったと言うことをよく聞きます。
でも、本当にクリーニングのせいで、毛皮になんらかのトラブルが生じたのでしょうか?
- 汚れの下では変色が徐々に進行しています
白系の毛皮が自然に劣化して、黄変するのはやむを得ません。
白系の毛皮は、汚れによってグレーになっていきます。ところが汚れの下では、黄変が着々と進行しています。クリーニングによって、その汚れが落とされると同時に変色した下の黄色が出てくることは、クリーニングによるトラブルとは言えません。
- クリーニングとは汚れを落とすことです
クリーニングから返ってきた毛皮に対しては、購入時の真新しい状態をイメージしてしまいがちです。
ところが、クリーニングとは汚れを落とす作業なのであって、抜けた毛を再びもとに戻したり、色あせたものを色づかせるものではありません。
毛が抜けた箇所は抜けたまま、色あせはあせたままで戻ってきます。
さらには、クリーニングで汚れを落とことによって、着用中に日焼けしていたものやシミをつけていたものが目立ってきます。
これはクリーニングミスと誤解されやすいケースです。
クリーニングをする場合は、毛並みや全体の風合い、色の変化、裏地やボタンなど付属品の状態など、事前事後のチェックを確実に行い、トラブルを防ぎましょう。
その際、毛皮専用のパウダークリーニングを指定することを忘れないで下さい。
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